「ハイブリッド・ショッキング」
「ところざわのゆり園」は、埼玉西武ライオンズが本拠地としている西武プリンスドームの隣にある。写真奥に西武プリンスドームが見える。
「ハイブリッド・ソルボンヌ」
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」“芍薬や牡丹のように綺麗で、百合のように清楚という、女性の美しさを形容する言葉に用いられている。
約45万株の色とりどりのユリの球根を植栽。主に、すかしユリとハブリッドで黄、桃、赤、白、橙とカラフルな色と芳醇な香りが楽しめる。
「すかしユリ・シルバナ」
ユリは、“白い花”の意味(ケルト語)をもつ。細い茎に大きな花が付き、風に揺れることから「揺る」と言われ、変化して「ゆり」になった。
「すかしユリ・モナ」
ユリは、北半球の亜熱帯から亜寒帯におよそ100種が分布する球根植物である。
「すかしユリ・ネロ」
“すかしユリ”は、主に東日本の海岸に分布している。自生の違いで、イワユリやイワトユリとも呼ばれている。
狭山丘陵の地形をそのままのゆり園。約3万㎡の自然林に約45万株のユリが咲き誇っている。
園内の休憩場でしか食べられない、ゆり根の天ぷらそば・うどんが来場者の人気メニューで長蛇の列ができていた。
「ゆり根の天ぷら・そば」
日本では、ヤマユリ、コオニユリ、オニユリの3種がユリ根を食用とするため栽培されている。
園内では、地元、所沢市の名産品や埼玉県各地の物産品も販売されていた。
50種類・45万株のユリが咲き誇った!!
西武鉄道株式会社が運営する「ところざわのゆり園」に、すかしユリ、ハイブリッドなどおおよそ50種類・約45万株のユリが咲き誇った。ユリは、北半球のアジアを中心にヨーロッパ、北アメリカにかけて広く分布している。原種は100種以上、品種は約130品種を数える。すかしユリは茶碗型で、花びらと花びらの間に隙間があり、透かして背景が見えるところから「すかしゆり(透かし百合)」と呼ばれている。すかしユリは上向きに咲くのが特徴で、芳香は全くない。日本には、美しいユリの原種が15種類自生していて、ヤマユリやカノコユリ、オトメユリなどの原種をベースに、育成されたのがオリエンタルハイブリッドと呼ばれる品種群である。ハイブリッド系のユリは、下向きに咲き、素晴らしい芳香がある。地中の球根のところは「ユリ根(ゆりね)」と呼ばれ、食用になる。園内の休憩場でしか食べられない、ゆり根の天ぷらそば・うどんが来場者の人気メニューで長蛇の列ができていた。
ところざわのゆり園は、プロ野球・埼玉西武ライオンズが本拠地としている西武プリンスドームの隣にある。狭山丘陵の地形を生かした約3万平方メートルの園内には、約45万株のユリが咲き誇っていて、花を眺めながら森林浴などが楽しめる。
撮影日: 2015年6月28日
撮影場所:「西武球場前」駅隣接
住所:埼玉県所沢市上山口2227番地