山車(人形付)と屋台13基は、昼間各町内を巡行、夕刻に灯りをともし駅前お祭り広場に集結する。
神輿が来ると、水を打ちかける。真夏の炎天下に子供が威勢良くかつぐ神輿になげかけられる水の光景は夏祭りならではある。
駅前お祭り広場には、山車の曳き合わせに神輿のパレードが加わり、祭りを盛りあげる。
迫力ある喧嘩囃子の叩き合いと神輿の競演が祭りを一層盛りあげる。
JR深谷駅前、お祭り広場には地元の商店が臨時出店、飲食ブースが設けられ「かき氷」が人気を集めていた。
祭りの見所は、各町会による神輿(みこし)の渡御(とぎょ)と夜の山車(だし)・屋台である。
13台の山車・屋台を女性先導で市内各地区を練り歩く。そして夜、山車・屋台が駅前お祭り広場に結集、喧嘩囃子の競演が行われる。
囃子太鼓を打ち叩くのは各町内の小中学生で、叩き合いの時などは競争意識が盛んで、勇壮である。
駅前お祭り広場、特設ステージでは居囃子や太鼓演奏が行われた。
岡下屋台囃子保存会の屋台演奏に合わして山車・屋台が駅前お祭り広場に集結した。
祭り囃子は、「三手古(さんてこ)」といって、小太鼓3、大太鼓1、摺鉦(すりがね)は大小数個で、笛のリードで調子が合わされる。
お囃子は、「熊谷うちわ祭り」と同様に「さんてこ系」のお囃子で大きな摺鉦が使用される。
深谷の「さんてこ系」のお囃子は、岡部(旧岡部町)経由で熊谷に伝承された。でかい摺鉦は、逆に熊谷から伝わって来た。
小島進市長・深谷フラワークイーン・ゆるキャラ「ふっかちゃん」もステージに登場、祭りのフィナーレを飾った。
深谷で作られた煉瓦を東京駅の外壁に使用したことを記念して、深谷駅は東京駅をモチーフにして造られた。
熱気と興奮に包まれ第19回深谷祭りが開催された!!
絢爛豪華な山車・屋台の競演。水をかけられながら元気に練り歩く子供みこし、そして夕暮れ時より大人みこしの渡御が始まった。JR深谷駅前のお祭り広場では、13基の山車・屋台の曳き合わせ、叩き合いが繰り広げられた。迫力ある喧嘩囃子が夜の祭りのクライマックスを一層盛りあげた。深谷祭りは、天和年間に深谷城主上杉氏が城内にあった、三社天王(弁財天・大黒天・牛頭天王)を現在の相生町に移し、八坂神社と改称して始まった「八坂まつり」と「深谷上杉まつり」が起源で、300有余年の歴史がある。深谷では昔から猛暑になりやすいという土地柄から、夏のみこしに水をかける風習があった。祭り当日も38℃の猛暑を記録した。
深谷市は、埼玉県北部にある人口約14万3千人の市である。江戸時代、中山道の宿場(深谷宿)が置かれ、宿場町として発展した。2014年6月、群馬県の「富岡製糸工場と絹産業遺産群」が世界文化遺産に登録され、この富岡製糸工場の建設に深く関わった深谷の三偉人、渋沢栄一、尾高惇志、韮塚直次郎が、全国から熱い視線を集めている。
撮影日: 2014年7月26日
撮影場所:JR深谷駅北口お祭り広場
住所:埼玉県深谷市西島町三丁目1-8