保安寺のアジサイ

保安寺

【熊谷市】

撮影日:2013年6月16日

保安寺のアジサイ

保安寺(ほあんじ)は慶長18(1613)年に開山した曹洞宗の寺院である。境内には80種・1300本のアジサイ(紫陽花)が咲き誇っている。


保安寺のアジサイ

“アナベルアジサイ”薄いグリーンから白色に変化を遂げる品種。甘い香りも特徴的。


保安寺のアジサイ

アジサイ(紫陽花)は、雪の下(アジサイ)科の植物で日当たりが苦手。日当たりの少ない梅雨の時期に美しく咲く。


保安寺のアジサイ

日本には約10数種のアジサイがある。名前は藍色の花が集まるという意味「あづさあい(集真藍)」が変化したものと云われている。


保安寺のアジサイ

保安寺山門に安置する“六地蔵尊”六道のそれぞれにあって衆生を救済するという六体の地蔵菩薩。


保安寺のアジサイ

アジサイに囲まれた保安寺の墓地。アジサイを楽しみながら散策できる綺麗な墓地である。


保安寺のアジサイ

色がついているのは「萼(がく)」で花はその中の小さな点のような部分である。


保安寺のアジサイ

“山アジサイ”咲き始めが青で、開花すると萼がピンクから紫に変化する。


保安寺のアジサイ

“カシワバアジサイ”北アメリカ産のアジサイで、世界に広まる品種である。仏像によく似合っている。


保安寺のアジサイ

“西洋アジサイ”日本に自生しているアジサイがヨーロッパに渡り、そこで品種改良され、日本に逆輸入されたものである。


保安寺のアジサイ

この世を去ってしまった子供たちを、現世の父母に代わりに、お守りする保安寺の“水子地蔵尊”。


80種・1300本のアジサイが異常気象のため開花不調!!

5月下旬から6月上旬には、80種・1300本アジサイ(紫陽花)が毎年咲き誇るが、今年は雨が少なく全開花にはならなかった。花の見頃は、1週間から10日ぐらい遅れるとのことだが、早咲きのアジサイが見られた。熊谷市内にはアジサイ寺として有名な能護寺があるが、保安寺も負けず劣らぬ立派なアジサイ寺である。ショウブの開花と重なるため、寺によってはショウブも同時に観賞することができる。保安寺では、表千家不白流茶道家元師範による茶道教室も開かれており、お茶と風情が楽しむことができる。

箕甲山保安寺は、慶長18年(1613)に開山された。現住職で二十二代目となる格式のある曹洞宗の寺院である。
山門周辺、境内には80種・1300本のアジサイ(紫陽花)があり、季節になると境内のアジサイを楽しみながら十三佛回りも楽しむことができる。アジサイの咲く梅雨の頃は気温の変化が激しい時期であるため、医療の発達していない時代には多くの病人や病死者が出た。そのために、寺によっては死者に手向ける花としてアジサイを境内に植栽したと云われている。


撮影日:

撮影場所:保安寺

住所:埼玉県熊谷市箕輪180

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