「フジ」は「豆(まめ)科」の植物、日本原産
「フジ」は、紫の花が幹の方から先端に向かって咲き進む
「しはらくは花の上なる月夜哉(かな)」
松尾芭蕉
この「フジ」は樹齢千二百余年で山藤に似ている、つる(蔓)は右巻きで無毛である
夏になると新しい枝先からまた少し花が咲くことがある
園内には日本庭園もあり、シャクナゲが咲いていた
シャクナゲは、「ツツジ(躑躅)科」の植物、中国原産
藤花園に入ると、藤の巨木が2本ある。主幹の根回りは4メートル、根元の総周囲は9メートル、藤棚の面積は700m2に広がり、幹は根元から十数本に分かれている。幹は複雑に絡み合い、まるで大蛇が我が物顔で大地を這いまわっているように見える。その姿と裏腹に、花の時期には、藤棚から垂れ下がった長いむらさきの花は美しく幻想的である。「牛島の藤」は江戸時代から「粕壁の藤」として知られていたという。昭和3年、全国で最初に国の天然記念物に、さらに昭和30年に「牛島のフジ」として特別天然記念物に指定された。
撮影日: 2011年5月4日
撮影場所:藤花園
住所:埼玉県春日部市牛島786