べに花祭り

べに花ふるさと館

【桶川市】

撮影日:2012年6月23日

べに花祭り べに花ふるさと館

紅花(ベニバナ)はキク科の二年草、エジプト原産といわれ、紅色染料や食用油の原料として栽培されている。


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枝先に、多数の花が集まって、一つの花の形を作る“頭状花”をつける。花は、はじめ鮮やかな黄色で、徐々に赤くなる。


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紅花の栽培は、平安時代に千葉県で盛んに栽培され、江戸時代に山形県や桶川市・上尾市周辺でも盛んに栽培されるようになった。


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紅花の花を摘んでから発酵・乾燥させたものが、紅色の染料や化粧品の口紅などの材料となる。


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紅花の種子からコレステロールを取り除く成分を含んだ良質の油が採れる。“べに花サラダ油”などがある。


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“べに花ふるさと館”の紅花畑。江戸時代に染料としての栽培が盛んだった桶川市では、17年ほど前から観光用として再び栽培されるようになった。


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べに花まつり野外ステージでは、郷土芸能や演奏会など各種イベントが開催された。


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テント村では、地元特産品、野菜販売のほか、東日本大震災の被害を受けた福島県人会も参加、焼きそばを格安価格で販売していた。


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べに花ふるさと館にて、ご婦人方に大人気の桶川の民芸品も好評販売。


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朝に摘み取ったべに花の切り花の販売も開催された。花から得られる紅は女性の口紅にされる。


江戸時代に紅花は染料や口紅の材料として使われた。宿場町として栄えた桶川に、江戸商人が種子をもたらし、「桶川臙脂(えんじ)」の名で全国に知れ渡れていた。桶川市では17年ほど前から観光用として再び栽培されるようになり、「紅花生産組合」が市内5ヵ所の紅花園を管理している。メイン会場の「べに花ふるさと館」では、染め物など特産物販売やステージイベントを開催、他会場では紅花の摘み取り体験や俳句大会などにも行われた。


撮影日:

撮影場所:べに花ふるさと館

住所:埼玉県桶川市加納419−1

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