姉さんかぶりに絣のはんてん、茜だすきの茶娘による茶摘みのデモンストレーションが行われた。
入間市長の「八十八夜新茶まつり」の開催宣言が行われた。手前は、入間市のマスコットキャラクター「いるティー」。
新茶を摘む時期は、新芽が出てから30日前後が最適といわれている。摘む手には、化粧品などの臭いが残るものを使用してはならない。
一般参加者による茶摘み体験も実施された。ちなみに「茶」の字は、くさかんむりに八十八と書く。八十八という字を組み合わせると「米」という字にもなる。この頃から茶摘みと田植えが始まる。
茶娘から来場者の方々に、新茶のサービスが行われた。
狭山茶は日本三大銘茶の一つと言われ、「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」とうたわれている。
お茶の天ぷら試食コーナーでは、朝一番で摘んだ新芽を天ぷらに揚げていた。
新茶まつり会場では、この日のためのに摘んだ新茶が、数量限定販売された。
入間市には、「入間市手揉み狭山茶保存会」が昔ながらの手法で、手揉み及び、「狭山火入」と言う伝統技能を後世に残すために活動している。
金子地区の茶畑が広がる中にある、小高い小さな公園。霜の被害を防ぐため、上の暖かい空気を下に送る防霜フアンが林立している。
♪夏も近づく八十八夜・・・♪
立春から数えて八十八日目となる5月2日、入間市役所庁舎脇の茶畑で「八十八夜新茶まつり」が開催された。茶娘による茶摘みデモンストレーションや撮影会が行われ、一般参加者の茶摘み体験も実施された。埼玉県の茶畑は、全国で8番目の広さとなっているが、生産量は全国12番目である。埼玉県より南の地方では、1年に3〜5回も摘むことができるのに対し、埼玉県は寒いところなので1年に2回しか摘みとれないのが要因である。「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」とうたわれる銘茶「狭山茶」。1年に2回しか摘みとれないので味が凝縮されている。
「八十八夜新茶まつり」が行われた「入間市」は、埼玉県南西部に位置し人口約14万7千人の市である。日本の三大銘茶の狭山茶は、入間市、狭山市、所沢市で多く作られており、入間市が主生産地である。
日本三大銘茶とは、京都の宇治茶・静岡の静岡茶・埼玉の狭山茶である。
撮影日: 2018年5月2日
撮影場所:入間市役所
住所:埼玉県入間市豊岡1-16-1