マップの撮影場所 ①
持桶トンネル手前にある「持桶女郎もみじ」が有名である。昔々、紅葉が色鮮やかな頃、あでやかな二人の男女が突然現れた。紅葉の美しさに見惚れ、手持ちの酒ですっかり酔いしれて舞い踊ったという。その姿が、あでやかな二本のモミジに重なり、以来、「女郎もみじ」と呼ぶようになったという。
マップの撮影場所 ①
中津峡を代表する「持桶女郎もみじ」の紅色は特に印象的で、樹齢300年以上ともいわれている。荒々しい渓谷と紅色に染まった山々のコントラストが素晴らしく、埼玉県指定の名勝地に指定されている。
マップの撮影場所 ②
大滑トンネル入口手前「永世戸山の紅葉」である。この付近からV字形の断崖がせり上がり約10キロメートルにわたる渓谷の紅葉が楽しめる。
モミジもカエデも「楓(カエデ)」科の植物である。江戸時代から300種以上の品種が作り出されている。紅葉や黄葉が色づき始めるのに、気温が8度以下が必要である。さらに5度以下になると一気に進むとされている。
10キロメートルにもおよぶ中津峡には駐車場がない。紅葉観賞や写真撮影をするときは路上駐車となるので注意が必要である。
カエデは世界に幅広く分散しているが、モミジとして親しまれているカエデは中国や朝鮮半島に数種の自生があるのみで、それ以外は日本列島に自生している。
荒川上流部の支流が中津川である。流域は秩父古生層と呼ばれる砂岩や粘板岩などが主体の固い岩盤で、V字谷を刻みながら蛇行している。
夏に葉が緑色に見えるのは、緑色の色素クロロフィルが含まれているからである。秋になり日照時間が短くなるとクロロフィルが分解される。葉に残された赤の色素アントシアンによって紅葉する。
マップの撮影場所 ③
奥秩父・中津川の原生林や県有林を利用し、大自然とのふれあいや体験を楽しめるように整備された「彩の国・ふれあいの森」、中津川の水源地域に位置している。
マップの撮影場所 ④
中津川が流れ込んでいる「滝沢ダム」建設に伴い、上流と下流で120メートルの高低差が発生した。これを接続するために建設された(国道140号線)ループ橋である。橋の名前は「雷電廿六木橋(らいでんとどろきばし)」である。
中津峡の紅葉を
動画でご覧ください。
奥秩父の色鮮やかな紅葉!!
奥秩父中津峡の紅葉は、錦繍(きんしゅう)の帯のように谷の屈曲に沿って、遠く上流にまで連なっている。荒川の支流(上流)の中津川流域の渓谷で、塩沢集落から中津川集落にかけての長さ約10キロメートル、標高約600メートルで、高さ100メートルにも及ぶ断崖絶壁が続いている。原生林に覆われた渓谷が赤や黄色の木々に彩られる渓谷美は、紅葉の名称として県の名勝地にも指定されている。
「中津峡(なかつきょう)」は、埼玉県秩父市(旧大滝村)、奥秩父北東部に位置する渓谷である。中津渓谷や中津仙渓とも言われている。流域には、観光地として、渓流釣りや山菜採り、栗拾いなどが楽しめる。宿泊施設、日帰り温泉施設などもある。
撮影日: 2020年11月10日
撮影場所:中津峡
住所:埼玉県秩父市中津川