C-001
「ホテイアオイ」は、南アメリカ原産の浮遊植物である。葉柄の中程の丸く膨れているところが、浮き袋の役目をしている。七福神の布袋様のおなかに似ているところから「布袋葵」の和名が付いた。花は一日花で、翌日に開花する花は、前日とは別の花である。
撮影日:2013年9月1日
撮影場所:行田市 水城公園
C-002
荒川河川敷に、約1,000万本のコスモスが咲き誇っている。「コスモス(秋桜)」は、菊(きく)科の植物で原産地はメキシコの高原地帯である。コスモスは秋の代表花、「秋桜」の字は、秋に咲き花弁が桜に似ているところからの和名、外来種だが日本の風景に合っている。
撮影日:2012年10月20日
撮影場所:鴻巣市 コスモスアリーナ
C-003
「桔梗(キキョウ)」の開花は6月〜8月頃で夏の花だが、「秋の七草」のひとつに数えられている。万葉集に出てくる「あさがお」は、この桔梗のことだろうといわれている。昔から武士に好まれ、家紋に取り入れられたり、江戸城には「桔梗の間」や「桔梗門」がある。
撮影日:2013年9月22日
撮影場所:長瀞町 多宝寺
C-004
「オミナエシ(女郎花)」は、万葉集で詠まれた「秋の七草」のひとつに数えられている。「オミナ」は「女」の意味、「エシ」は「圧」で、美女を圧倒する美しさから名づけられた。「女郎花」と書くようになったのは平安時代半ば頃からといわれている。
撮影日:2013年9月22日
撮影場所:長瀞町 真性寺
C-005
ピンク・黄・赤のカラフルな「ケイトウ(鶏頭)」には、花穂の形状によっていくつかの種類がある。この品種は「羽毛ゲイトウ」である。ニワトリの鶏冠に似ていることからこの名が付いた。「久留米ゲイトウ」「トサカケイト」などの品種がある。…ケイトウの「ケ」を「ゲ」とも発音することもある。
撮影日:2018年9月23日
撮影場所:滑川町 武蔵丘陵森林公園
C-006
「サザンカ(山茶花)」は、ツバキ(椿)科ツバキ属の一種で、日本の固有種である。どこかでツバキとサザンカが混同されている。サザンカの花びらは1枚ずつ散る。ツバキは花ごと散る。ツバキは春に咲き、サザンカは秋から冬に咲く。寒椿とサザンカは葉っぱも花も開花時期もほぼ同じである。
撮影日:2011年11月27日
撮影場所:川口市 川口グリーンセンター
C-007
奥秩父中津峡の紅葉は、錦繍(きんしゅう)の帯のように谷の屈曲に沿って、遠く上流にまで連なっている。荒川の支流(上流)の中津川流域の渓谷で、約10キロメートルにも及ぶ断崖絶壁が続いている。原生林に覆われた渓谷が赤や黄色の木々に彩られる渓谷美は、紅葉の名所として県の名勝地にも指定されている。
撮影日:2020年11月10日
撮影場所:秩父市 中津峡
C-008
長瀞町の長瀞渓谷、月の石もみじ公園、宝登山の紅葉が秋の深まりと共に赤や黄色の紅葉に彩られる。「月の石もみじ公園」は、広さおよそ2,000平方メートルの敷地に、イロハモミジやオオモミジなどが植えられ、紅葉の名所として親しまれている。紅葉したモミジの落ち葉に朝日があたり、訪れた人々の目を楽しませてくれる。
撮影日:11月
撮影場所:長瀞町 月の石もみじ公園
C-011
「いがぐり(毬栗)」は、いがに包まれているままの栗を言う。栗は、橅(ぶな)科の落葉樹になる果実の総称である。なかでも「日本栗」は、自生する芝栗を改良したもので、粒の大きさはダントツである。中国の芝栗が甘栗(天津甘栗)として市販されている。
撮影日:10月
撮影場所:秩父市 下吉田付近