長瀞の岩畳など荒川の渓谷一帯をライトアップして、冬の魅力を楽しんでもらうイルミネーションイベント「光の長瀞」が開催された。
光のアートは、世界的に著名なデジタルアーティスト「長谷川 章氏」によるプロデュース。長瀞の岩畳が幻想的な異世界へと変わった。
観光地としても名高い「長瀞」は、荒川の両岸が国指定の名勝・天然記念物になっている。デジタルアートが行われた岩畳や秩父赤壁が有名である。
デジタルアートが行われた対岸の岩壁。付近一帯の景観は、船下りの観光客の目を楽しませてくれる。古くから名勝地として知られている。
プロジェクションマッピングの創始者、「長谷川 章氏」は、パルテノン神殿に始まり、アメリカ、ブルガリア、中国など国内外で活躍している。
「長谷川 章氏」は、日本の文化の精髄を体現するもの「デジタル掛け軸」を創造する。「デジタル掛け軸」は、音の無い音楽であり、光が奏でるサイレントな色彩のシンフォニーであると語る。
プロジェクションマッピングは、プロジェクション(投影)とマッピング(割り当てる、位置付ける)という言葉が示すように、実際の物や建造物、岩肌の凸凹に合わせて映像を投影することである。
長瀞駅は、秩父鉄道秩父本線(秩父線)の駅である。駅を降りた瞬間から光り輝くイルミネーションを楽しむことができる。駅前の赤いポストはフォトスポットとして人気がある。
長瀞駅前広場では、岩畳のデジタルアートを記念して、グッズ販売などのイベントが開催された。
長瀞町の総鎮守「宝登山神社」は、長瀞町の宝登山山麓に鎮座している。日本武尊(やまとたけるのみこと)が神武天皇、山の神、火の神を祀ったのが起源と云われている。
光の長瀞を
動画でご覧ください。
光のアート!!
国指定の名勝、天然記念物になっている「岩畳」など荒川の渓谷一帯をライトアップして冬の魅力を楽しんでもらうイルミネーションイベント「光の長瀞」が開催された。川の水が深くて流れが静かな所を「瀞(とろ)」といい、長瀞の地名の由来にもなっている。荒川は、この岩畳一帯で青く淀んだ瀞(とろ)になって美しさを増している。夜になると灯りも無く、暗闇が広がる荒川右岸や岩畳に光のアートが浮かび上がると、幻想的な異世界へと変わった。光のアートは、世界的に著名なデジタルアーティスト「長谷川 章氏」によるプロデュースである。
「光の長瀞」が行われた「長瀞町」は、埼玉県の西北部に位置し、秩父郡に属する人口約7千人の町である。町の中央を縦貫して流れる「荒川」の両岸に細長く開けた町でもある。町の総面積の60パーセントが山林で、四方を「宝登山(497.1メートル)」、「不動山(549.2メートル)」、「陣見山(531.0メートル)」、「釜伏山(538.6メートル)」といった山々に囲まれている。
撮影日: 2020年12月18日
撮影場所:長瀞岩畳
住所:埼玉県秩父市長瀞町長瀞