杉戸の風物詩「古利根川流灯まつり」町民の手で丹念に作りあげた灯籠250基が光を放って水面に浮かび、古利根川を幻想的に彩った。
畳1畳分もある日本一大きな灯籠が川に浮かぶ脇で、ミニ灯籠流しも行われた。
打ち上げ花火大会も開催された。1㎞にわたり灯籠の光の帯が川面を埋め尽くすさまは、まさに「地上に降りた天の川」のようである。
古利根川沿いの柵には、1㎞にわたり町内の子ども会たちが描いた飾り灯籠が並べていた。ロウソクでともされた灯りが風情を感じさせた。
流灯の中ほどに作られた浮島桟橋。小中学生による流し灯籠が行われる。二日目は、この浮島桟橋より花火を打ち上げる。
川面に映った夕暮れの流灯を見ながら打ち上げ花火を待つ家族連れ。そしてこの場所からも小さな灯籠がいくつも流されていた。
今年で20回目を迎えた「古利根川流灯まつり」昼早くから露天商が並び、観客も早くから集まってきた。
中央ステージでは、杉戸町出身の三遊亭春馬師匠の司会で様々なイベントが行われた。
杉戸町立東中学校吹奏学部「フレッシュスターズ」によるバンド演奏。「フレッシュスターズ」はジャズバンドで、活動の場は校内にとどまらず、杉戸町内のイベントに参加する他、県外まで足を伸ばし、腕を磨いている。
中央ステージ脇で「すぎとの地ビール」を販売していた。杉戸産の大麦で作ったビール、司会の三遊亭春馬師匠も飲みたい感じだった。
灯籠250基が光を放って水面に浮かび、古利根川を幻想的に彩った!!
「地上に降りた天の川」と題して「古利根川流灯まつり」が杉戸町古利根川河畔(古川橋〜清地橋)で開催された。畳1畳分の日本一大きな灯籠250基が2列に約1㎞にわたり光の帯となり、幻想的な空間を創り上げた。この灯籠は組み立て細工の要領で釘を使わず、町民の手で一つ一つ丹念に作りあげられた芸術作品である。夕闇の中、川面に映える光の帯は、まさに「地上に降りた天の川」の美しさである。流灯まつり会場では、バンド演奏、ヨサコイソーラン踊り、打ち上げ花火など、盛りだくさんのイベントが開催され、夏休みの家族連れが楽しんでいた。
杉戸町は、埼玉県の北端に位置し、東は江戸川を隔てて千葉県、南は春日部市、西は古利根川を境に宮代町と久喜市、北は幸手市に境界を接している。日光街道の宿場町として栄えてきた杉戸の地は、古くから交通の要所であり、対岸の宮代とは渡し船により繋がっていた。その古利根川で行われる杉戸町主催の流灯まつり、対岸の宮代町は寂しい風景になっている。宮代町にある、東武伊勢崎線の「東武動物公園駅」は、開業当時は「杉戸駅」であった。宮代町にあったにも関わらず「杉戸駅」?1981年に「東武動物公園駅」に改称されるまで80数年に渡って宮代町にある「杉戸駅」であった。
撮影日: 2013年8月3日
撮影場所:杉戸町古利根川河畔
住所:埼玉県北葛飾郡杉戸町(古川橋〜清地橋)