宝登山のロウバイ園は、ロープウェイ山頂駅付近の南西斜面にある。約3,000本のロウバイが植えられ、関東有数の規模を誇っている。
ロウバイは、蝋梅(ろうばい)科の植物である。「梅」という漢字が付くことからウメの仲間と思われがちであるが、花弁が蝋細工なような梅に似た花から「蝋梅」の名になった。
ロウバイ園「四季の丘」は、ロウバイが終わると、梅やシャクナゲ、福寿草、ツツジなどの花が楽しめる。
宝登山ロウバイ園には、東ロウバイ園と西ロウバイ園がある。東ロウバイ園を横切って奥にあるのが西ロウバイ園である。西側の方が開花が早く12月下旬に見頃を迎え、東側は2月の初旬に見頃を迎える。
ロウバイは別名「唐梅(からうめ)」といい中国原産の樹木である。正月頃から咲き始め3月中旬頃まで楽しめる。とてもよい甘い香りがする。
ロウバイは、春に若い実(黒い実)を付け、6月ごろにはその実が熟す。ロウバイの実の中にある種子には、「アルカロイド」という強い毒が含まれている。
ロウバイ園に隣接する「梅百花園」は、日本一品種の多い梅園で約170種、約470本の梅の木がある。ロウバイが咲く時期に、早咲きの紅梅などが楽しめる。
ロウバイ園から、長瀞の街並みと秩父のシンボルと知られている「武甲山」が展望できる。
「ロウバイ園のマンサク」春に先駆けて花を咲かせるのは「ロウバイ」と「マンサク」である。ロウバイもマンサクも周りの木々が枝で寂しい景色の中、花と香りを楽しませてくれる。
標高497メートルの宝登山。山頂から眼下に広がる秩父の町並みや、秩父のシンボル「武甲山」、鋸状の山容をした「両神山」などが眺望できる。
ロウバイ園北側の林の中に鎮座する「宝登山神社奥宮」。本殿の宝登山神社は「狼犬」信仰の神社であるが。奥宮には、「山犬さま」が祀られている。
宝登山の臘梅(ロウバイ)園を動画でご覧ください。
花の少ない真冬に咲くロウバイ!!
宝登山の「ロウバイ園」には、(約800株・3,000本)のロウバイが植えられ、鮮やかな黄色い花が咲き誇った。ロウバイは、ロウバイ科の植物で原産国は中国である。花の少ない季節の正月頃より咲き出し、甘い香りを出すのが特徴である。”蝋細工”の梅に似ていることから「蝋梅・臘梅」と名付けられた。ロウバイの種類には、鮮やかな黄色い大輪の花を咲かせる「満月蝋梅(マンゲツロウバイ)」、花の中心が赤い「和蝋梅(ワロウバイ)」、色が薄めの「素心蝋梅(ソシンロウバイ)」の3種類がある。宝登山(497m)のロウバイ園には、ロープウェイで登ることができる。頂上からは、眼下に広がる秩父の町並みや、秩父のシンボル「武甲山」、ノコギリ状の山容をした「両神山」などを眺望できる。
長瀞町(ながとろまち)は、埼玉県の西北部、秩父郡にある人口約6千3百人の町である。秩父盆地の北端に位置し、町の中央を流れる荒川の両岸に細長く街が開けている。長瀞町の全域が、「県立長瀞玉淀自然公園」に指定されている。なかでも「荒川岩石段丘」、いわゆる「岩畳」の広がる長瀞渓谷は、地質の宝庫として貴重な天然資源を誇っている。
撮影日: 2025年2月22日
撮影場所:宝登山のロウバイ園
住所:埼玉県秩父郡長瀞町長瀞2209