与野の氏神様・上町氷川神社(福禄寿)境内に仮装した七福神が集合、記念撮影終了後パレードがスタートした。
左より、寿老人、恵比寿天、福禄寿、弁財天、大黒天、布袋尊、毘沙門天
パレードの先頭は「上峰囃子連」、笛や太鼓の軽快なお囃子演奏で七福神パレードを盛り上げていた。
幟旗や七福神のプラカードを持った地元ボーイスカウトがパレードを誘導、昔の鎌倉街道(現在の本町通り)を練り歩いた。
一山神社(恵比寿天)毎年冬至には「ゆず祭り」が行われる。拝殿では、七福神と初詣参拝者の方々が女性神職のお祓いを受けていた。
天祖神社(寿老人)与野公園の中にある、赤い鳥居が目印。神社を参拝した後、神社境内(与野公園内)にてパレード実行委員長や区長、議員団によるパレードセレモニーが開催された。
御嶽神社(弁財天)は、一山神社と共に木曽御嶽講(木曽御嶽信仰)の神社である。参道を通過して拝殿に向かう七福神パレード。
御嶽神社参道入り口では、パレードを先導した「上峰囃子連」による神楽舞が披露された。
円乗院(大黒天)鎌倉幕府の武将・畠山重忠が創建したものである。境内で記念撮影をする七福神パレード。
左より、毘沙門天、恵比寿天、布袋尊、福禄寿、大黒天、寿老人、弁財天、
円福寺(布袋尊)室町時代からの古刹、本堂には江戸中期の木造阿弥陀如来像や毘沙門天、不動明王を安置している。初詣参拝者と七福神パレードが境内で遭遇すると参拝者から招福の声援が上がっていた。
鈴谷大堂(毘沙門天)仏堂には江戸中期の阿弥陀如来や室町時代の聖観音坐像などが安置されている。パレード最後の鈴谷大堂の参道では七福神の紅一点、弁財天が人気を集めていた。
“恵比寿天”は日本の神様!!
今年で31回を迎えた、新春恒例の「与野七福神仮装パレード」が、上町氷川神社をスタートして区内の七福神・寺社を練り歩いた。七福神に扮した一行は、地元のこどもたちによる、お囃子に続いて、ボーイスカウトが先導して、氷川神社(福禄寿・ふくろくじゅ・中国)→一山神社(恵比寿天・えびすてん・日本)→天祖神社(寿老人・じゅろうじん・中国)→御嶽神社(弁財天・べんざいてん・インド)→円乗院(大黒天・だいこくてん・インド)→円福寺(布袋尊・ほていそん・中国)→鈴谷大堂(毘沙門天・びしゃもんてん・インド)の行程を約2時間で回った。与野七福神は、かつての鎌倉街道や羽倉街道、岩槻に抜ける日光街道の脇往還として栄えた(旧与野市)さいたま市中央区の本町通りに点在している。七福神とは、幸福をもたらすとして日本で信仰されている七人の招福の神様のことである。室町時代が始まりとされ、インドや中国、日本の神様から選ばれている。
さいたま市中央区(旧与野市)は、埼玉県さいたま市を構成する10行政区のうちの一つである。与野七福神の寺社は、旧与野市の中心部に点在していた。近代初期には、与野宿は近隣の浦和宿や大宮宿を超える繁栄を見せていた。2001年に浦和市・大宮市・与野市が合併して、さいたま市が誕生した。2003年、政令指定都市移行に伴い旧与野市全域が中央区になり、与野の地名が消えた!2005年には岩槻市が編入され、現在のさいたま市が形成された。
撮影日: 2016年1月3日
撮影場所:与野本町通り周辺
住所:埼玉県さいたま市中央区本町東6-7