夜は、500個の提燈を飾りつけた勇壮な提燈山車に模様変え、駅前広場で360度勢いよく回転させながら勇姿を競い合う姿は圧巻だ。
「八雲神社の祭典(式典)」
全町内八雲神社御仮屋前に集合、神官が清め祓いを行い祭りが開始される。久喜市長の開会の挨拶で祭りが開催された。
自分の名前が入った弓張り提燈を持ってポーズをとる祭り好きな町内の女性陣。
舞台と楽屋が付いている山車もあり、“オカメ”や“ヒョットコ”等の踊りが披露されていた。
昼間は、神話などの登場人物の人形を山車の上に飾り立て町内をパレード。祭りには、男性ばかりではなく、祭り好きな女性も多く参加している。
提燈祭りのお囃子は、笛、たま(大太鼓)、つけ(小太鼓)、すり鐘2人で五人囃子「馬鹿囃子」と呼ばれ、テンポの良いお囃子で祭りを盛りあげている。
提燈祭りのお囃子に使用する笛は、胴が太く、低い音がでる笛を使用、空気の抜けが多いため、音を出すのが難しい。
昼間は、神話などから題材をとった人形を山車の上に飾り立て、町内を曳き回す。夜になると、人形を取り外し、山車の四面に約500個の提燈を飾り付けた提燈山車に早変わりする。
昼間の人形山車が、夜には提燈山車に変身。賑やかなお囃子に乗せて、山車の四方に赤々と燃える約500個の提燈を飾り付け、町内を曳き回される。
夜8時半ごろ、久喜駅西口広場に提燈山車の集合は圧巻。そして山車のぶっつけ合い、もみ合いがあり、喧嘩祭りとも呼ばれ、観客から歓声が上がっていた。
久喜市のマスコットキャラクター「来久(like)ちゃん」が駅前広場に登場。関東一といわれる久喜の「提燈」と久喜市の木である「いちょう」をモチーフとして誕生した。
久喜駅前広場に提燈山車が集合、祭りがクライマックスを迎えた!!
久喜市の夏を彩る祭り、久喜提燈祭り「天王様」が今年も盛大に開催された。毎年7月12日から7月18日までが祭り期間であるが、山車の曳き廻されるのは12日と18日のみである。久喜提燈祭り「天王様」は、旧久喜町の鎮守である八雲神社の例祭である。山車は、7つの町内から7台の山車が繰り出され、昼間の山車は神話の人物を飾りつけた人形山車として、夜は、四面に約500個の提燈を飾りつけた提燈山車に早変わりする。夜8時半過ぎには、山車が久喜駅西口広場に集まり、祭りのお囃子にのせ、山車を回転させたり、山車同士を急接近させたりと祭りもクライマックスに達する。第1日目(12日)の夜の部では、突然発生した雷とゲリラ豪雨によって提燈祭り会場は大パニック。提燈の灯が豪雨でほとんど消され回復不可能のまま実行された。
久喜市は、埼玉県東部に位置している。平成22年、旧久喜市、鷲宮町、栗橋町、菖蒲町が新設合併して新、久喜市が誕生した。古くから常陸、下総、上州への往還道筋に位置していた久喜市は、職人や商人の街として、物流の中心的な役割を坦ってきた。久喜市は、周辺からの道路交通が良いため大型商業施設が目立つようになり、駅前の提燈祭り通り商店街の店構えも徐々に失われつつある。久喜市は、220余年の伝統を誇り、毎年7月12日・18日に盛大に行われる「提燈祭り・天王様」で知られており、この「関東一の提燈祭り」が地域振興や活性化の起爆剤となることを期待している。
撮影日: 2013年7月18日
撮影場所:久喜駅西口駅前周辺地域
住所:埼玉県久喜市久喜中央2丁目周辺