智光山公園の「花菖蒲(ハナショウブ)」が見頃を迎え、訪れた人たちの目を楽しませた。
園内西側の「花菖蒲園」、紫や白、黄色など約2,600株の花菖蒲が開花する。上の田と下の田があり、早咲きと遅咲きを分けている。
大きな花弁が6枚の「六英花(ろくえいか)」。平咲き。この品種は外国(アメリカ)系の「オリエントエレガンス」と思われる。
花弁が3枚「三英花(さんえいか)」垂れ咲き。この品種は江戸系の「追風」と思われる。
六英花の平咲きである。この品種は江戸系の「白滝」と思われる。
九頭竜池付近の「花菖蒲田」は、約1,200株の花菖蒲が見頃を迎えている。
花菖蒲は梅雨時期の代表的な花の一つである。文目(アヤメ)科の植物で、野生の花菖蒲を原種として改良された、国産の園芸種である。
園内にはアジサイの小径がある。アジサイも梅雨の代表花で、花菖蒲と同じ時期に咲く。
園内の「都市緑化植物園」。バラ園や花壇、芝生広場などが整備されている。
智光山公園は、東京ドーム約11個分の広大な敷地に、武蔵野の豊かな自然をそのまま活かして作られた都市公園である。こども動物園をはじめ、市民総合体育館、都市緑化植物園などが整備されている。
智光山公園の花菖蒲を動画でご覧ください。
花菖蒲が初夏を彩った!!
智光山公園でアヤメ科の「花菖蒲(ハナショウブ)」が見頃を迎え、みずみずしい紫や白の花が咲き、初夏を彩っている。園内西側の「花菖蒲園(約2,600株)」と東側の「花菖蒲田(約1,200株)」には、江戸系や肥後系、伊勢系からなる計3,800株が咲き誇っている。花菖蒲は端午の節句に、厄を払ったり、菖蒲湯として使われる。江戸時代、武士の勢力が強くなり「菖蒲(ショウブ)」が「尚武(ショウブ)」と読み方が同じことから、端午の節句は「尚武(菖蒲)」の節句として祝われるようになった。
「智光山公園」のある狭山市は、埼玉県の南西部に位置する人口約14万7千人の市である。智光山公園は市街地から車で5〜6分のところにあり、狭山市民の憩いの場となっている。園内には、「こども動物園」「都市緑化植物園」「花菖蒲園」「わんぱくの森」「各種スポーツ施設」「キャンプ場」などが整備されている。
撮影日: 2024年6月11日
撮影場所:智光山公園(ちこうざんこうえん)
住所:埼玉県狭山市柏原561