花桃(ヤグチモモ)バラ科の落葉樹である。花色は濃桃色で、枝に沿ってびっしりと花をつける。
花桃の幹は、桜のような横線が入っている。
桃の花から「桃色」という色名が生まれた。
3月3日の「桃の節句(ひなまつり)」に花桃をひな壇に飾るが、屋外の桃は開花していない。温室栽培の花が利用されている。
桃というと、果物のモモを思い浮かべるが、食用の実桃と花を楽しむための園芸種の花桃の2種類に分けられる。
菜の花は、「桃の節句(ひなまつり)」に桃の花と一緒に飾られる。
菜の花は、油菜(あぶらな)科の植物である。蜜(みつ)を集める花として養蜂業者が暖地から花期に合わせて北上して花蜜を集めている。
フラワーパーク内に、一足早く鯉のぼりを飾って子供連れの家族を楽しませていた。
特設ステージでは、ヒップホップダンスや大声コンテスト・和太鼓演奏などが披露された。
地元農産物の直売店には、大勢の買い物客が訪れていた。
八潮市、商工会メンバーによる模擬店の焼きそばが大人気、昼時には長蛇の列ができていた。
春の八潮に花桃が咲き誇った!!
川の駅・中川やしおフラワーパークでは、花桃と菜の花が見頃を迎え、第10回目の「花桃まつり」が開催された。フラワーパークには、約500メートルにわたり花桃約150本が植えられ、約13,000㎡の菜の花畑には、黄色い菜の花が一面に咲き乱れ、花桃のピンク色と菜の花の黄色とのコントラストが見事である。花桃まつり記念イベントとして、「花桃(ピンク)色で集まろう」と呼びかけ、ピンク色の衣装を着用した先着300人に記念品が贈呈され会場内は、花桃(ピンク)色に染まった。特設ステージでは、和太鼓演奏、大声コンテスト、ヒップホップダンスなどが披露された。その他、商工会メンバーによる模擬店や地元農産物の直売なども行われた。2日間の「花桃まつり」開催は、好天候にも恵まれ、約20,000人の来場者で賑わった。
八潮市は、埼玉県の南東部に位置し、人工約8万6千人の市である。「中川やしおフラワーパーク」は、不法投棄等で荒れ果てた中川の湖畔を整備して、花桃・菜の花・コスモスなどを植え平成9年3月にオープンした。八潮市の花「クチナシ」に「花桃」を併せて八潮市のPRなどに活用するため、市の花として追加指定した。現在、中川の湖畔は四季を通じて市民の憩いの場となっている。
撮影日: 2015年3月22日
撮影場所:中川やしおフラワーパーク
住所:埼玉県八潮市木曽根・共和橋付近