越生梅林は歴史が古く、樹齢100年を超える古木が多い。江戸時代には、越生の特産品で生梅を出荷していた記録もある。
梅は、薔薇(ばら)科の植物で、中国原産である。奈良時代の遣唐使(けんとうし)または遣隋使(けんずいし)が中国から持ち帰った。
枝からこぼれ落ちそうなほど、たくさんの花を咲かせる「枝垂れ梅」。枝の剪定をきちんと行わないと、たくさんの花が咲かない。
園内には、650年前の古木「魁雪(かいせつ)」をはじめ、白加賀、越生野梅、紅梅など約1000本の梅の木がある。
越生町観光協会創立50周年記念樹として、園内に植えられた「枝垂れ梅」。
越生梅林の特徴は、生産梅林であることから梅の木は、樹高が低く保たれている。花と香りを間近で楽しむことができる。
園内展望台からは、約2ヘクタールの梅林全体を眺めることが出来る。
梅まつり開催期間中は、獅子舞、和太鼓などの郷土芸能をはじめ、様々なイベントが披露される。
園内には福寿草も花を咲かせ、梅の花との競演も楽しめる。園内を石炭で走るミニSL
は家族おそろいで楽しむこともできる。
昭和17年(1942年)埼玉県指定名勝「越生の梅林」に指定され、関東屈指の観梅の名所となった。
関東有数の梅の名所
越辺川(おっぺがわ)沿いに広がる越生梅林が開花の季節を迎え、「梅まつり」が開催された。越生梅林は水戸偕楽園、熱海梅園と共に「関東三大梅林」の1つとされている。園内には、白梅・紅梅のほか、越生野梅などの古木200本の合計約1000本の梅が咲き誇る。梅まつり開催期間中は獅子舞、和太鼓などの郷土芸能をはじめ、様々なイベントが行われる。梅林のなかにはミニSLの線路が敷設され、土・日・祝日に運行される。園内の出店では、越生の梅を用いた特産品や当地グルメなどが楽しめる。
「越生梅林」のある越生町は、埼玉県のほぼ中央ある人口約1万1千人の町である。越生梅林の起源は、1350年頃、九州福岡県の太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)から菅原道真(すがわらのみちざね)の霊を、小杉天満宮(現梅園神社)に分祀(ぶんし)したときに、梅を植えたのが起源とされている。
撮影日: 2018年3月15日
撮影場所:越生梅林
住所:埼玉県越生町堂山113