秩父ミューズパークのシャクナゲは、雑木林の木もれ日の涼しい場所に植えられているので長く開花を楽しむことができる。
シャクナゲ(石南花・石楠花)は、ツツジ(躑躅)科の植物である。漢字の「石南花(しゃくなんげ)」が「石楠花(シャクナゲ)」になった。
「花木の女王」と呼ばれるシャクナゲ。徐々に開花し、円形に並んで大きな花弁をつけた花が房状に集まって咲く様子は、見応えがある。
白い花弁の一部に黒紫色の斑点がある「サッフォー」という園芸品種である。
西洋シャクナゲ、淡いピンク色の品種「クリスマスチェアー」である。世界各地で数多くの交配が行われ、5,000を超す園芸品種が作出されている。
シャクナゲは、福島県と滋賀県の県花で、ネパールの国花でもある。
シャクナゲの「葉」の裏側が緑で、形も平らなものは、西洋シャクナゲである。日本シャクナゲの「葉」の裏側は、茶褐色で、うっすら毛がある。
日本の在来種には、「本シャクナゲ」や「細葉シャクナゲ」、「白山シャクナゲ」、「東シャクナゲ」などの種類があるが、よく見かけるのは「西洋シャクナゲ」である。
ギリシャ神殿をイメージした「ミューズの泉」円柱からなる噴水と水面に浮かぶ9体のミューズ像により表現されている。
公園のシンボルともいえる展望台からは、秩父市街地、武甲山、浦山ダムまで展望できる。
ミューズパークの石楠花を
動画でご覧ください。
シャクナゲの小径!!
木もれ日のナラやクヌギの雑木林のなか、武甲広場へと続くシャクナゲの小径沿いに、赤色やピンク、白色の約2,400株のシャクナゲが咲き誇った。シャクナゲ(石楠花、石南花)は、ツツジ(躑躅)科の植物である。原産地は、ヨーロッパ、アジア、北アメリカである。北半球の亜寒帯から熱帯山地までのきわめて広い範囲に分布している。シャクナゲの原種は高山に自生しているため、日本の夏の暑さには弱いと思われがちであるが、耐暑性の強い品種に日本で改良された。秩父ミューズパークのシャクナゲは、雑木林の木もれ日の涼しい場所に植えられているので長く開花を楽しむことができる。
「秩父ミューズパーク」は、埼玉県秩父市と秩父郡小鹿野町にまたがる、埼玉県営および秩父市営の公園である。公園の名称は、ギリシャ神話のミューズ、ムーサ、智の女神(文芸、音楽、芸術、学問などにつかさどる9人の女神たち。)にあやかり名付けたものである。自然環境に恵まれた丘陵に、芸術・文化施設、多彩なスポーツ施設等が整備され、四季折々の自然とともに楽しむことができる。
撮影日: 2021年5月9日
撮影場所:秩父ミューズパーク・シャクナゲ園
住所:埼玉県秩父郡小鹿野町長留2518