秩父御嶽神社は、木曾御嶽山を分霊として明治28年(1895)に開かれた神社である。毎年“もみじまつり”が開催される。
朝陽を浴びたカエデが真っ赤に染まり、訪れる人に癒しを与えてくれる。
紅葉の代名詞といわれるモミジは、色づく葉を持つ植物を指す俗称である。一般にモミジと呼ばれているものは楓(かえで)科の植物で、日本には約30種類ある。
雑木林の大木の陰に生息するカエデは、太陽光が少なく紅葉が遅れる。紅葉しないまま枯れる場合もある。
東郷公園は、ハイキングコースも整備され、紅葉を楽しみながら頂上の秩父御嶽神社本殿まで行くことができる。
紅葉するカエデ科の樹木は堅く、その堅さから、弦楽器やビリヤードのキュー、そしてボウリングのピンやレーンなどに使われている。
楓(カエデ)と紅葉(モミジ)は、植物分類上は同じであるが、カエデのなかで特に紅葉の美しい種類を「モミジ」と呼んでいる。
落葉樹の活発な活動は春から夏そして初秋まである。落葉すれば葉に栄養素を運ばなくてもよく、幹に栄養素を蓄え来春の活動に備える。常緑樹は、春に新葉と入れ替わる時に落葉する。
真っ赤に染まったカエデやモミジの中に東郷平八郎元帥の銅像が埋もれて見える。
東郷公園境内・中腹より368段の階段を登ると、秩父御嶽神社本殿にたどりつく。
秩父御嶽神社本殿、モミジが黄色に染まっている。モミジを漢字で書くと「紅葉」が一般的であるが、「黄葉」と書く場合もある。字が示す通り、赤く染まる葉を「紅葉(こうよう)」、黄色に染まる葉を「黄葉(こうよう・おうよう)」として区別している。
本殿参拝を終えたら右側の迂回路を降ると紅葉を楽しみながら、道中の神々をお参りすることができる。
東郷平八郎元帥が来山したとき、休憩に使用されたと云われている「至誠館」にロシア製の命中率が優秀な野砲が保管されている。
東郷公園中腹に特設ステージが設置され、各種演奏や舞踊などが披露された。ステージ横には、さまざまな模擬店も出店、大勢の観客で賑わっていた。
“もみじまつり”期間中は、夜間ライトアップされ、幻想的な紅葉を楽しむことができる。
約1000本のモミジやカエデで真っ赤に染まった!!
東郷元帥の像(東郷平八郎)がある東郷公園のモミジやカエデの紅葉が始まり真っ赤に染まった。園内には約1000本の紅葉樹木が植えられ、毎年モミジまつりが開催される。まつり開催期間中は、さまざまな模擬店のほか紅葉の中に特設ステージが設置され、ジャズ演奏や各種演奏、舞踊などが楽しめる。日没よりライトアップされ幻想的な紅葉も楽しむことができる。この東郷公園を神苑として境内15,000坪を有する「秩父御嶽神社」がある。この神社は、信州木曾御嶽神社を本山と仰ぎ、その分霊を祀る御嶽信仰の神社である。公園境内には日露戦争遺物の三笠鑑弾痕の甲板や砲弾、布設水雷、野砲、東郷元帥銅像、乃木大将銅像等々がある。入口の鳥居から約618段の階段登ると奥社本殿にたどりつく、参拝を終えたら右側の迂回路を降ると紅葉を楽しみながら、道中の神々をお参りすることができる。
東郷公園・秩父御嶽神社は、飯能市の北西方向にあり、埼玉県でも有数の紅葉スッポトとして知られている。木曾御嶽山の行者鴨下清八氏がその生涯を賭して開山した、東郷平八郎元帥に縁も深き奥武蔵の公園である。東郷元帥銅像建立には元帥自ら除幕され、他に例のない唯一の生身銅像と称されている。空気の澄んだ秋口の晴天の日には、秩父御嶽神社奥社本殿より、「スカイツリー」を含む都心方面の絶景を見渡すことができる。
撮影日: 2014年11月22日
撮影場所:東郷公園秩父御嶽神社
住所:埼玉県飯能市坂石