「荒川・岩畳対岸」
秩父赤壁と呼ばれる絶壁から岩畳周辺の木々が鮮やかに色づき、ライン下りをしながら夕陽に照らされる紅葉を楽しむことができる。
「荒川・小滝の瀬」
月の石もみじ公園付近を流れる荒川、急流スポットの「小滝の瀬」 川沿いのモミジやクヌギが色づき、美しい景観が広がるエリアである。
「月の石もみじ公園」
月の石もみじ公園の名前の由来は、明治から昭和にかけて活躍した俳人・高浜虚子(たかはま きょし)が詠んだ俳句から名付けられた。公園入口付近に句碑が建てられている。
「月の石もみじ公園ライトアップ」
月の石もみじ公園は、モミジが多数植栽されている公園である。「長瀞紅葉まつり」期間中は、夕暮れ時からライトアップされ、昼間の太陽光の下で見る紅葉ともひと味違った風景を堪能できる。
「埼玉県立自然の博物館」
埼玉県には多種多様なカエデ(モミジ)が自生している。博物館「カエデの森」では、多くのカエデ(モミジ)を見ることが出来る。ライトアップも実施している。
「日本地質学発祥の地」
埼玉県立自然の博物館の入口に『日本地質学発祥の地』と刻まれた大きな石碑がある。この石は「赤鉄石英片岩」と呼ばれ、長瀞の一帯に分布する石である。明治10年(1935年)に東京大学に地質学科が創設され、初代教授ナウマン博士が長瀞を調査した。以来長瀞が日本地質学発祥の地と言われるようになった。
「宝登山神社」
神社入口、鳥居付近には、モミジが紅葉しており参拝者の目を楽しませてくれる。近くのロープウェイ山麓駅からロープウェイに乗れば、長瀞周囲の紅葉を一望できる。
「不動寺のカエデ(モミジ)」
長瀞七草寺のひとつ、宝登山のふもとの林に囲まれた不動寺は、ピンクの撫子(なでしこ)の花を咲かせる寺である。本数は少ないが秋になるとカエデ(モミジ)が真っ赤に染まる。不動寺本堂の屋根が(写真右下)見える。
「宝登山頂上」
宝登山は標高497.1メートルの山で、クヌギ、ナラなどが多い。山麓から山頂までのロープウェイから眺める景色が見事である。山頂からは、眼下に宝登山の山肌を彩る紅葉や長瀞の街並みが広がる。
「宝登山神社・奥宮」
第十二代景行天皇の皇子「日本武尊(やまとたけるのみこと)」が神霊を祀った宝登山山頂のゆかりの地に鎮座している。奥宮社前に、獅子狛犬とは違う「犬」が祀られている。これは、日本武尊の受難を助けた「犬様」である。
モミジは楓(カエデ)科の植物。モミジもカエデも植物分類上は同じ。英語ではメープルと呼び、カナダ産のカエデの樹液から採ったものにメープルシロップがある。カエデの言語は「蛙手(かえるで)」から転じた。モミジの言語は、秋に草木が黄色や赤色に変わることを意味する動詞「紅葉づ(もみづ)」に由来している。
「荒川橋梁を渡るSL」
紅葉の山々を背に荒川橋梁(きょうりょう)を渡る秩父鉄道「SLパレオエクスプレス」は、かつて東北地方などの旧国鉄(現在のJR)で活躍していた SLである。1972年現役引退後は鴻巣吹上小学校の校庭に飾っていたが、1987年に車籍を復活した。ちなみにSLとはSteam(スチーム:蒸気) Locomotive(ロコモティブ:機関車)の頭文字である。パレオは秩父地方におよそ2000万年前に生息していた海獣パレオパラドキシアにちなんだ名前である。
長瀞紅葉まつりを動画でご覧ください。
日本紅葉の名所100選!!
長瀞町は、秋の深まりと共に赤や黄色の紅葉で彩られた。長瀞渓谷は、秩父赤壁と呼ばれる岩壁や岩畳、巨岩を縫い流れる清流「荒川」が造る約8㎞の峡谷で、紅葉は、雑木林にクヌギやナラなどの黄色が中心、ときに真っ赤に色づいたカエデも混じっている。月の石もみじ公園は、広さおよそ2000平方メートルの敷地に、イロハモミジやオオモミジなどが植えられ、紅葉の名所として親しまれている。宝登山は標高497mの山で、モミジ、クヌギ、ナラなどが多い。山麓には宝登山神社があり、モミジなどの紅葉が楽しめる。神社近くのロープウェイの山麓駅からロープウェイに乗れば、長瀞の町並みと周辺の紅葉を一望できる。
長瀞町は、埼玉県の西部に位置し、秩父郡に属する人工約6,600人の町でる。長瀞渓谷をはじめとする数々の観光名所を有し、町の中央を「荒川」がながれている。恵まれた渓谷美をいかし、荒川のライン下りも有名な町である。
撮影日: 2022年11月16日
撮影場所:長瀞町宝登山・長瀞渓谷・月の石もみじ公園周辺
住所:埼玉県秩父郡長瀞町