コスモスは秋に桃色・白・赤などの花を咲かせる。花は本来一重咲きだが、八重咲きなどの品種も作り出されている。
元々は、農地だったのだが、担い手が減ってしまい、遊休農地になってしまったのをコスモス畑に変えた。
コスモスの密を採取中のミツバチ。ミツバチは蜜源を見つけると巣内でダンスを行い、仲間に蜜源の方向と距離を伝える。
コスモスとススキ。ススキは尾花ともいい秋の七草の一つ。「茅(かや)」とも呼ばれている。
キク科のコスモスは「大春車菊(オオハルシャギク)」とも呼ばれている。
一面にコスモスが咲き乱れるなかで、楽しく遊ぶ地元の子供達。
「ベルサイユ」
ベルサイユは、濃いピンク、桃色、白色をしたコスモスで、別名「センセーション・ベルサイユ」とも呼ばれている。
「アカツキ」
アカツキは、覆輪と呼ばれる花びらの縁が違う色になる品種である。
コスモス畑の中を無料トレーラバス(トラクター)で周遊を楽しむこともできる。
コスモスまつり会場で演舞する「いわつき舞雛」よさこいチーム。岩槻を拠点に近隣他県などに遠征して活動している。
岩槻のコスモス散歩道!!
岩槻南下新井台ノ下地区に、赤や白、ピンクの色とりどりのコスモスが一面に咲き乱れるなかで、毎年恒例の「コスモスまつり」が開催された。まつり会場では、イベントやコスモスの摘み取り、B級グルメの出店、地元の野菜などの販売も行われた。コスモスは、菊(キク)科の植物でメキシコが原産地である。日本には明治20年頃に渡来したと云われている。外来種だが、日本の風景に合っている。コスモスは英語で「宇宙」の意味であるが、植物のコスモスはギリシャ語で「美しい」という意味である。日本での「秋桜(あきざくら)」の字は、秋に咲き、花弁が桜に似ているところからの和名である。「秋桜」という表記は、「さだまさしが」作詞作曲した楽曲「秋桜(コスモス)」で初めて用いられ、以後文学的表現として使われることが多くなった。
岩槻区は、さいたま市を構成する10区のうちの一つで、さいたま市で最も面積が広い。岩槻城下にあたる岩槻駅東口を中心として岩槻人形と呼ばれる雛人形を専門とする人形店が集積し、「人形の町」として全国に知られている。コスモス畑のある南下新井台ノ下地区は農地だったが、担い手が減ってしまい、遊休農地になってしまっていた。これを何とかしようと、「台ノ下転作組合」が中心となって、コスモス畑に変えた。
撮影日: 2016年10月23日
撮影場所:岩槻区南下新井の遊休地
住所:埼玉県さいたま市岩槻区南下新井台ノ下地区