「門前の寺院表示の石碑」
浄土宗名越派の根本道場であることを示す石碑でもある。
「山門」
鎌倉・大町の、閑静な住宅地に建つ古寺。この寺は、100株を超えるツツジの名所としても有名な寺である。
「本堂」
本尊、千手観世音菩薩と阿弥陀如来を祀っている。ガラス越しに本尊の姿を確認できる。
「本堂内陣」
もとは別々の寺だった安養院と田代寺が合併した複雑な寺である。建久3年(1192年)田代寺を建立。この田代観音が当初の坂東3番札所であった。
「槇(マキ)の巨木」
南北朝時代の僧、尊観(そんかん)上人が自ら手植えしたとされる槇(まき)の木。樹齢約700年とされ、天然記念物に指定されている。
「日限地蔵堂」
鎌倉24地蔵尊の第24番。この地蔵尊は、日限(ひぎり)で願い事を叶えてくれると云われている。
「身代わり地蔵」
撫でたところがよくなる身代わり地蔵。手枕で布団で寝ている。
「北条政子の墓」
北条政子が、夫である源頼朝(みなもとのよりとも)の冥福を祈るために、佐々目ヶ谷に建立した祇園山長楽寺が、その後安養院になった。安養院は北条政子の法名である。
「尊観(そんかん)上人の供養塔」
関東様式の宝篋印塔(ほうきょういんとう)で、高さ290センチメートルの大塔である。重要文化財に指定されている。
「石仏群」
本堂裏手には、庚申塔や無縫塔、地蔵尊群などが並んでいる。
坂東札所第3番 祇園山・安養院田代寺を動画でご覧ください。
「祇園山・安養院・(田代観音)の御朱印」
「祇園山・安養院田代寺」
板東札所第3番の「安養院田代寺(あんよういんたしろじ)」は、相模国(さがみのくに)現在の神奈川県鎌倉市大町にある浄土宗の寺院である。山号は「祇園山(ぎおんざん)」。本尊は「千手観世音菩薩・阿弥陀如来」である。田代観音(たしろかんのん)とも称される。この寺は、北条政子ゆかりの寺である。もとは、別々の寺であった安養院と田代寺が合併した寺である。境内に赤紫の100株を超えるツツジが咲き誇る霊場である。
撮影日: 2018年5月12日(動画:2022年8月2日)
住所:神奈川県鎌倉市大町3−1−22