「観音堂境内」
丹沢山地の東側、標高284メートルの白山の中腹に建つ飯山観音、長谷寺。東を正面に造られた観音堂の前には石灯籠が整然と並んでいる。
「観音堂(本堂)」
この観音堂は、江戸時代に建立されたものと推定され、銅板葺(以前は茅葺き)の宝形堂である。本尊の木造十一面観世音菩薩立像が納められている。
「仁王門への石段」
駐車場の先から石段となり、石段を登ると途中に仁王門がある。さらに石段を登ると観音堂(本堂)が建っている
「仁王門の金剛力士」
源頼朝が秋田義景に命じて造営させた金剛力士像。独特の表情が印象的である。
「鐘楼堂」
この梵鐘(銅鐘)には「飯山の隠れ鐘」の伝説がある。住職が鐘を鳴らすのを怠ったため鐘が行方不明になったが、夢告によって掘り出されたと云われている。
「飯山観音のイヌマキ」
イヌマキの巨木は、多くの巡礼者の無事や、参拝者の長寿を祈願して植樹されたと伝えられている古木である。樹齢400年と伝承されている。
「手水舎」
龍が水を注いでおり、ここで手と口を清めて石段を登って観音堂に向う。この手水舎は見晴らしのいい場所に建っている。
「境内からの眺望」
境内からは厚木市街地などが一望できる。境内の周囲には坂東三十三観音の写し石仏が点在していて、巡拝できるようになっている。
坂東札所第6番 飯上山・長谷寺を動画でご覧ください。
「飯上山・長谷寺(飯山観音)の御朱印」
「飯上山・長谷寺」
坂東札所第6番の「長谷寺(ちょうこくじ)」は、相模国(さがみのくに)現在の神奈川県厚木市飯山にある高野山真言宗の寺院である。山号は「飯上山(いいがみさん)」。本尊は「十一面観世音菩薩」である。飯山観音(いいやまかんのん)とも称される。神亀(じんき)2年(725年)、この近くに五色に輝く泉があり、行基(ぎょうき、奈良時代の日本の僧)がその近くを通りかかったとき、泉から観音菩薩が現れたので、クスノキで十一面観音像を刻み、泉から現れた観音さまを胎内仏として寺を開創し安置した。弘仁年間(810年〜824年)に弘法大師空海が開創したとも伝えられている。長谷寺の周辺は「飯山白山森林公園」として整備され、桜の名所として知られている。
撮影日: 2018年5月20日(動画:2022年8月31日)
住所:神奈川県厚木市飯山5605