「仁王門」
」弘明寺は京浜急行線弘明寺駅のすぐそばにある。門前にはアーケードの弘明寺商店街が仁王門に続いている。
「観音堂(本堂)」
本尊の木造十一面観音立像は、関東に遺る鉈彫(なたぼり)の典型的な作例として有名なものである。
「観音堂内陣」
内陣を拝観をすると間近で本尊を拝むことができる。鉈彫(なたぼり)の像は、像高約182センチメートル、ケヤキ材、丸彫り、一木造り、平安時代の作である。
「手水舎」
可愛いゾウとフクロウが水を注いでおり、ここで手と口を清めて観音堂に向かう。
「七ツ石」
養老年間にインドの僧、善無畏(ぜんむい)三蔵法師が現在の弘明寺を訪れ、七ツの盤石を埋めて結界をつくたと云われている。その七ツ石が今なお境内にある。
「梵鐘」
この梵鐘は鋳銅製の和鐘である。江戸神田に住む西村和泉守、藤原政平という鋳物師(いもじ)の作である。
「聖天堂」
弘仁9年(818年)弘法大師がこの地を訪れたときに不思議な力を感じて、「大聖歓喜天」を彫り安置した。護摩を焚いて庶民の幸福を祈願したとされている。
「大師堂」
弘法大師を祀っている。弘法大師と空海は同一人物である。弘法大師は真言宗の開祖で和歌山県の高野山に金剛峯寺を建てた。
「身代地蔵菩薩」
体の悪いところと同じ場所をタオルやハンカチでさすり祈願すると癒やしてくれるという。
「楓関門」
応永18年(1411年)に建立された、客殿に通じる門である。
坂東札所第14番 瑞応山・弘明寺を動画でご覧ください。
「瑞応山・弘明寺(弘明寺観音)の御朱印」
「瑞応山・弘明寺」
坂東札所第14番の「弘明寺(ぐみょうじ)」は、武蔵国(むさしのくに)現在の神奈川県横浜市南区弘明寺町にある高野山真言宗の寺院である。山号は「瑞応山(ずいおうざん)」。本尊は「十一面観世音菩薩」である。瑞応山蓮華院とも称し、横浜市内最古の寺院である。養老5年(721年)インドの僧、善無畏(ぜんむい)三蔵がこの地を聖地とし、その後、天平9年(737年)に奈良時代の僧、行基が観音像を彫刻して観音堂を建立して安置したのが始まりと云われている。弘明寺から鎌倉街道まで、弘明寺商店街のアーケードになっていて下町の賑わいを残している。
撮影日: 2018年5月20日(動画:2022年8月29日)
住所:神奈川県横浜市南区弘明寺町267