「仁王門」
鎌倉時代の仏師、「康慶(こうけい)」の彫刻した仁王尊が祀られている。現在の仁王門は、天和2年(1628年)に再建されたものである。
「観音堂(本堂)」
楽法寺は、筑波連山北部の雨引山(標高409メートル)の中腹に建立されている。
「観音堂(向拝)」
「雨引観音」別名で知られる本尊「延命観世音菩薩」は、安産・子育ての観音さまとして、女性に親しまれている。
「多宝塔」
当初は、三重塔を建立する予定であったが、嘉永6年(1853年)三重塔を改め多宝塔として再建された。
「鐘楼堂」
参道の石段を上りながら右手を望めば、華麗な鐘楼堂がある。文政13年(1830年)に再建されたものである。
「手水場(ちょうずば)」
後光がさす手水場。手水の起源は、神道に由来し、河川の水や湧き水で体を清めていたことに始まった。
「薬医門(黒門)」
関ヶ原の戦い(1600年)以前は真壁城の城門であった。この医薬門から145段の石段を上れば仁王門がある。「厄除けの石段」とも称されている。
「宿椎」
樹齢千年とされる霊木「椎の古木」。文明3年(1471年)の堂舎焼失の時、本尊がこの古木により難を避けたと云われている。
「境内絶景スポット」
境内からは、筑波山系の美しい山並みと、関東平野が一望できる。
「孔雀の放し飼い」
境内には孔雀が放し飼いにされている。孔雀は毒蛇を食べる吉鳥と言われ、神格化したものに「孔雀明王」があり、仏教で信仰されている。
坂東札所第24番 雨引山・楽法寺を動画でご覧ください。
「雨引山・楽法寺(雨引観音)の御朱印」
「雨引山・楽法寺」
坂東札所第24番の「楽法寺(らくほうじ)」は、常陸国(ひたちのくに)現在の茨城県桜川市にある真言宗豊山派の寺院である。山号は「雨引山(あまびきさん)」。本尊は「延命観世音菩薩」である。「雨引観音」とも称される。この寺は、用明天皇2年(587年)中国・(梁りょう)出身の法輪独守居士(ほうりんどくしゅこじ)によって創建された。本尊の延命観音菩薩立像は平安時代前期の作で、8本の手を有する、特異な観音像である。雨引観音は、「安産・子育て」の観音さまと古くから知られ、女性の参拝者に人気がある。雨引山・法楽寺の一帯は関東の桜の名所と知られ、河津桜、エドヒガン、染井吉野などが順次開花していく。
撮影日: 2018年10月2日(動画:2022年10月1日)
住所:茨城県桜川市本木1