「阿弥陀如来像」

正徳元年（1711年）に造立された、高さ約5.4メートル、青銅製の坐像である。太平洋戦争で受けた機銃掃射のあとが膝のところに残っている。

「仁王門」

商店街の一角に立つ朱塗りの仁王門が印象的である。門前では鯛焼き、ぬれ煎餅、銚子メロンなどの名産品が販売されている。

「観音堂」

現在の観音堂は、昭和４６年（1971年）の再建である。地元をはじめ全国の観音信者より「銚子の観音さま」として親しまれている。

「観音堂外陣」

奥には十一面観音を祀った厨子が見える。本尊は秘仏である。前立の十一面観音は、ガラス越しに拝むことができる。

「五重塔」

五重塔は、総高33.5メートルで、昭和21年（1946年）に建立された。伝統的な木造和様建築物である。

「二十三夜満願堂」

内陣には、阿弥陀三尊の右脇侍、「勢至菩薩（せいしぼさつ）」が安置されている。

「圓福寺大師堂」

大師堂は、嘉永元年（1847年）に再建し、170年以上の時を経た堂である。

「釈迦涅槃殿（しゃかねはんでん）」

寛文９年（1669年）京都織物師の制作による刺繍涅槃図が納められていて、千葉県の文化財に指定されている。

「銚港神社（ちょうこうじんじゃ）」

この神社は、旧称「龍蔵権現」とされ、神仏習合により圓福寺（飯沼観音）とともに信仰されてきた。明治初期の神仏分離により「銚港神社」となった。

坂東札所第27番 飯沼山・圓福寺（を動画でご覧ください。

「飯沼山・圓福寺（飯沼観音）の御朱印」

「飯沼山・圓福寺」

坂東札所第27番の「圓福寺（えんぷくじ）」は、下総国（しもうさのくに）現在の千葉県銚子市にある真言宗の寺院である。山号は「飯沼山（いいぬまさん）」。本尊は「十一面観世音菩薩」である。「飯沼観音」とも称される。寺伝によれば、本尊である十一面観音像は、漁師の網にかかったものと伝えられている。神亀（じんき）元年（724年）光り輝く海に、漁師が網を入れたところ、観音像が引き上げられた。その後、この地を訪れた弘法大師空海が開眼したと云われている。現在の観音堂は昭和46年（1971年）の再建である。

撮影日： 2018年10月8日（動画：2022年09月13日）

住所：千葉県銚子市馬場町293