秩父札所第11番 常楽寺

南石山(なんせきざん)

常楽寺(じょうらくじ)

秩父札所 第11番【南石山・常楽寺】 | フォトさいたま

「本堂(観音堂)」

金比羅さまを祀る森を背に、本堂と納経所がある。毎年1月3日に行われる、常楽寺厄除元三大師の縁日には、開運厄除けを願って大勢つめかけ、配布される福だるまに、新しい年の御加護を祈る。


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「常楽寺への参道」

交通量の多い国道から桜並木の坂道を上ると、本堂と納経所がある。こぢんまりとした境内だが木立に包まれた別天地の感がある。


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「観音堂・向拝」

向拝の木鼻(柱の外側に突き出ている部分)に象や唐獅子の彫刻が施されている。正面には「坂氷観音(さかごおりかんのん)」の扁額が掲げられている。常楽寺の立つ丘陵は「坂氷」という地名で、札所本尊は「坂氷観音」と呼ばれている。


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「観音堂・内陣」

本尊「十一面観世音菩薩」が安置されている。この寺は曹洞宗だが、明治初年まで天台宗であった。平安時代の天台宗の高僧「元三大師(がんさんだいし)」の象も祀っている。


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「境内の六地蔵尊」

六地蔵とは六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上)のそれぞれにあって、衆生の苦悩を救済する地蔵菩薩のことである。六地蔵尊の後方に、秩父市市街をはじめ、はるか彼方の山並みまでも一望することができる。


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「上之台稲荷神社」

常楽寺境内から稲荷神社へ通ずる山道がある。山頂付近には、伏見稲荷を祀っている「上之台稲荷神社(かみのだいいなりじんじゃ)」が鎮座している。常楽寺には関係しない稲荷神社である。


秩父札所11番  南石山・常楽寺を動画でご覧ください。


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「常楽寺の御朱印」


「南石山(なんせきざん)・常楽寺(じょうらくじ)」

宗派/曹洞宗  本尊/十一面観世音菩薩

この札所は、江戸時代には観音堂、仁王門、庫裡を備えた立派な寺であったが、明治11年秩父大火で焼失し、明治13年に再建されたのが現在の観音堂である。本尊は、十一面観世音菩薩で、ほかに釈迦如来も祀っている。その昔、この寺の住持、門海上人は、仁王門建立を志し、多年勧化に心をくだいたが、普請なかばにして重い病となり、本願の達しがたいことを憂い、本尊に快気を祈念すると、ある夜、黄面の老僧、金銅神を従いてあらわれ、「門海の病気吾能治すべし」といい、金銅神に上人が肩を引き立てられるところにて夢さめ、たちまちに病い全快し、仁王門建立の本願を遂げたという縁起がある。またこの寺は明治初年までは天台宗の寺であった。


秩父札所 第11番【南石山・常楽寺】 | フォトさいたま


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撮影日:

住所:埼玉県秩父市熊木町43-28