秩父札所第26番 圓融寺

萬松山(ばんしょうざん)

圓融寺(えんゆうじ)

秩父札所 第26番【萬松山・圓融寺】 | フォトさいたま

「山門」

2019年より耐震を含めた寺全体の改修工事が行われ、新たに「山門(薬医門形式)」が完成した。


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「圓融寺・本堂」

江戸時代中期の建造物で、山を背にして正面は柱間八間、奥行きは五間、間口が広く奥行の浅い堂である。外部には高欄のない回廊が付けられている。


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「手水鉢」

境内の「手水鉢(ちょうずばち)」仏前で口をすすぎ、身を清めるための水を確保するための自然石の器である。現在は、茶道にも取り入れられ、露地の中に置かれるようになった。


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「子育て地蔵尊」

境内の子育て地蔵尊は、新生児を守り、災難を免れると信仰されている。「お祈りして頭を撫でて下さい」と記してある。


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「岩井堂(観音堂)への石段」

奥の院「岩井堂(観音堂)」には、昭和電工の工場敷地内を通るため、工場入口受付で許可をもらい、琴平神社の石碑の脇から参道を進むと約300段の石段が現れる。


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「岩井堂(観音堂)」

約300段の石段を上り切ると、大きな岩洞を背にした「岩井堂(観音堂)」が樹林の中に建っている。江戸時代中期の建立とされる朱塗りの「岩井堂(観音堂)」は、京都・清水寺を模した舞台造りになっている。


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「岩井堂(観音堂)・向拝」

江戸時代には、圓融寺が岩井堂の別当寺(管理寺)であったが、現在は、この観音堂は無住で管理が行き届かないので、本尊「聖観世音菩薩」をはじめとする諸仏や寺宝は、圓融寺・本堂に安置されている。


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「岩窟の石仏群」

岩井堂の背後に岩窟があり、石仏や宝篋印塔などが納められている。


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「銅造の聖観世音菩薩」

岩井堂の背後の岩窟から「秩父琴平ハイキングコース」を少し行くと「銅造の聖観世音菩薩」が安置されている。正徳4年(1714年)の銘が刻まれている。像の背後には「秩父修験堂」という堂宇がある。


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「秩父修験堂」

岩井堂背後の「奥の院(秩父修験堂)」には「修験道(しゅげんどう)」の行場と思われる奇岩などが点在している。修験道とは、山へ籠もって厳しい修行を行うことで、悟りを得ることを目的とする日本古来の山岳信仰である。


秩父札所二十六番  萬松山・圓融寺を動画でご覧ください。


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「萬松山・圓融寺の御朱印」


「萬松山(ばんしょうざん)・圓融寺(えんゆうじ)」

宗派/臨済宗建長寺派  本尊/聖観世音菩薩

圓融寺の本尊は、「恵心僧都(えしんそうず)」の作といわれる像立26㌢の「聖観世音菩薩」である。現在は圓融寺の本堂に安置されているが、かつては「岩井堂(観音堂)」に安置されていた。圓融寺本堂から出て山沿いに行き、300段余りの石段を約30分上ると朱色の豪快な舞台造りの岩井堂がある。京都の清水寺を模した舞台に立つと周囲の雄大な景色が一望できる。その昔、弘法大師がこの地に「巡錫(じゅんしゃく=僧が各地をめぐり歩いて教えをひろめること)」し、護摩の修行を成し遂げると、そこに聖観音が現れて「この事後の大徳に任せよ」と告げた。その後、恵心僧都は聖観世音を彫り、村人と観音堂を建立して観世音を安置したという。


秩父札所 第26番【萬松山・圓融寺】 | フォトさいたま


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撮影日:

住所:埼玉県秩父市下影森348